よくあるエラー表示は、0で割る「#DIV/0!」です。
例えば月間の売上台帳や検査成績表を作成する場合、計算式が入力済みでデータのない先の日はエラーが表示になります。
エラーとは言いますが、ただデータが未入力なだけです。
このエラー表示が出ていると見にくいので空白になるようにします。
使用する関数は、セルがエラーかどうかチェックするISERROR関数と条件によって処理を分けるIF関数です。
エラーには下記の種類があります。
比較できるように、下の3種類の状態のセルを作成しました。
D6セルは関数を使用していないエラー表示の状態です。
D7セルは関数を使用し、エラー表示を空白にしています。
D8セルは関数を使用し、エラー表示を「エラー」と表示しています。
入力した関数です。
D7セル: =IF(ISERROR(B7/C7),"",B7/C7)
解説:もし「B7/C7」の結果がエラーなら空白に、そうでなければ「B7/C7」の結果を表示します。
D8セル: =IF(ISERROR(B7/C7),"エラー",B7/C7)
解説:もし「B7/C7」の結果がエラーなら「エラー」と表示し、そうでなければ「B7/C7」の結果を表示します。
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次の関数の記事「RANK関数で順位を付ける」を掲載していますので参照してください。