制御構造で使う演算子

制御構造とはプログラムの実行順で、通常上から下の順で実行されます。ここでは制御構造の条件式で使用される演算子を掲載します。

■ 比較演算子
演算子 内容
= 等しい a = b
> より大きい a > b
>= 以上 a >= b
< より小さい a < b
<= 以下 a <= b
<> 以外 a <> b

■ 論理演算子
演算子 内容
And 〜 かつ 〜 a > 10 And a < 100
Or 〜 または 〜 a < 10 Or a > 100
Not 〜 以外 Not a = 10

■ &演算子
演算子 内容
& 文字列の連結 "エクセル" & "VBA"

演算子の使用例

「My制御構造」のプロシージャを作成しました。

InoutBox関数で2つの数値を入力し、その数値を演算子で条件判定します。
演算子を使った制御構造

入力したコードです。
MsgBox関数で順に結果を表示します。

Sub My制御構造()
    Dim n1 As Long
    Dim n2 As Long
    
    n1 = InputBox("1つ目の数値を入力してください。")
    n2 = InputBox("2つ目の数値を入力してください。")
    
    If n1 = n2 Then
        MsgBox n1 & " と " & n2 & " は等しいです。"
    End If
    
    If n1 > n2 Then
        MsgBox n1 & " は " & n2 & " より大きいです。"
    End If
    
    If n1 >= n2 Then
        MsgBox n1 & " は " & n2 & " 以上です。"
    End If
    
    If n1 < n2 Then
        MsgBox n1 & " は " & n2 & " より小さいです。"
    End If
    
    If n1 <= n2 Then
        MsgBox n1 & " は " & n2 & " 以下です。"
    End If
    
    If n1 <> n2 Then
        MsgBox n1 & " は " & n2 & " 以外です。"
    End If
    
    
    If n1 >= 0 And n1 <= 10 Then
        MsgBox n1 & " は " & " 0以上10以下です。"
    End If
    
    If n1 <= 0 Or n1 >= 10 Then
        MsgBox n1 & " は " & " 0以下か10以上です。"
    End If
    
    If Not n1 < 10 Then
        MsgBox n1 & " は " & " 10以上です。"
    End If
        
End Sub

My制御構造マクロの実行

マクロから「My制御構造」を実行します。
マクロ名から実行

1つ目の数値を入力します。
数値と文字では結果が異なります。必ず数値を入力してください。
InputBoxで数値1を入力

2つ目の数値を入力します。
InputBoxで数値2を入力

ここでは、1つ目の数値に5、2つ目の数値に100を入力しました。
IF関数で条件に合った結果がMsgboxで表示されます。

5は100より小さいです。
IF関数の結果

5は100以下です。


5は100以外です。


5は0以上10以下です。


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