顧客管理で顧客に誕生日プレゼントをする場合などに、活用できる技です。 1週間以内にしていますが、10日でも30日でも自由に設定できます。 方法は、条件付き書式に数式を設定し行います。 数式には、DATEDIF関数・TODAY関数・DATE関数・YEAR関数・MONTH関数・DAY関数を使います。 DATEDIF関数とは 2つの日付から期間を求める関数です。設定することで日数・月数・年数などを求めることができます。 構文:=DATEDIF(開始日,終了日,単位)」 開始日:日付の開始日を指定します。 終了日:日付の終了日を指定します。 単位:下記の設定が可能です。
TODAY関数とは 今日の日付のシリアル値(1900年1月1日を1とした値)で返す関数です。 構文:=TODAY() DATE関数とは 年・月・日から日付を作成する関数です。 構文:=DATE(年,月,日) YEAR関数とは 日付から年を返す関数です。 構文:=YEAR(シリアル値) MONTH関数とは 日付から月を返す関数です。 構文:=MONTH(シリアル値) DAY関数とは 日付から日を返す関数です。 構文:=DAY(シリアル値) 作成したExcelファイルを、無料でダウンロードできるのでご利用ください。 次のExcel技「成績が最高点数の背景色を変える」も参照してください。 |
番号・氏名・誕生日の項目がある生徒名簿です。
この誕生日が一週間以内の文字色を変更します。
1.生徒名簿の誕生日の範囲を選択します。
2.リボンの「ホーム」-「条件付き書式」-「新しいルール」をクリックします。
1.「ルールの種類を選択してください」を「数式を使用して、書式設定するセルを決定」にします。
2.「次の数式を満たす場合に値を書式設定」に「=DATEDIF(TODAY(),DATE(YEAR(TODAY())+100,MONTH(D5),DAY(D5)),"YD")<=7」と入力します。
・DATEDIF関数を使い、今日から誕生日の期間を計算します。
・DATEDIF関数の引数の単位を”YD”にすることで、一年に満たない日数を求めます。
・YEAR(TODAY())+100は必ず誕生日が先の日になるように、100をプラスしています。 単位の引数を”YD”にしているので、年数は無視されます。 とにかく日付が今日より先ならばOKなのでこのようにしています。
・<=7で一週間以内に限定しています。 10日以内なら<=10、30日以内なら<=30に変更します。
3.書式ボタンをクリックし、表示色を赤色にします。
このソフトの実行日は「2012/05/15」です。
「05/15」より前日の誕生日の文字色は変わっていませんが、先の日付の一週間以内の人は赤色表示になっています。